街中の化学物質から逃れるために、自然栽培の畑で野菜を収穫していたときのことです。
野菜と大地へ収穫のお礼に一礼して、胡瓜の花に受粉に来てくれた蜂に「ありがとうね」と言った瞬間、
目の前が眩しいほどの光に包まれて、地球を一周するような命の循環のビジョンを見せられました。
言葉にするのはとても難しいのですが…この星のすべての生き物は繋がり合い、大いなる愛の循環の中で生かされていることを瞬時に理解させられました。
人間界が忘れてしまっていること…この世界は、愛と恩恵に満ちた、繋がり合う世界なのだということ。
地面に座り込んで、ぽろぽろと涙を落としました。
住居を売却して、霊山と呼ばれる山中に疎開したときのことです。
ある日、森の中の縁側で木漏れ日に包まれて、うっとりとしていました。
ふと気づけば、自分がいるはずの屋根を見下ろしていて、腕や胸のあたりにサワサワと木の葉を感じるのです。
自分を吹き抜ける風が親友のようで…大地にすっくと立っているだけで誇らしくて…世界のすべてが愛おしい…
こんな風に生きれたら、なんて素敵なんだろう…
私は、木と共振して、「自然体であることの幸福感」を知りました。
この世界も、自分も、ほんとうは、“あるがまま” で満たされていて、美しいということ。
もし、そのことに皆んなが気がついて、自分で自分自身を満たすことができたなら…
そうなんです。
まずは、自分を幸せにしてあげていいんです。
その幸せが、周囲の人々へ、世界へと共振して循環していくのですから♪
結星